私たちの活動

木と森の豊かさに触れ、学ぶ。
木育は自然素材、環境を生かした新しい教育活動です。

01木育とは

木育は、平成16年北海道で生まれた言葉であり、木や森の良さや特性を生かした新しい教育活動です。
「木とふれあい、木に学び、木と生きる」ことで示されるように、木や森と身近にふれあうことを通じて、森林や環境の問題を主体的に考える市民を育てることが大きな目標となっています。

木育の取り組みは全国各地で進められており、木のものづくり体験、木のおもちゃ体験などはもちろん、
間伐や枝打ちなどの林業体験、学校や施設の木質化、森のようちえんのような自然保育の一部をも木育に含む場合もあります。
最近では、行政、木材関連団体だけでなく、市民団体や企業などの取り組みも増加しており、各地で指導者養成の試みもみられるようになりました。

埼玉県内でも、埼玉県、埼玉県木材協会などが「木とのふれあい祭」を開催し、市民の木や森とのふれあい活動を推進しているほかに、秩父市、飯能市、ときがわ町、川島町などで多様な木育の実践が進められています。

02埼玉木育フォーラムの木育について

わたしたちは木育についての専門家である以上に、情熱とスキルを持って木や森について学び合う仲間です。子どもであれ、大人であれ、木や森について教えるのではなく、ともに遊び、ともに学ぶことを基本としています。

楽しく、豊かな体験による主体的な遊び手づくりから、 これからの時代をたくましく生きる主体的な学び手を育てることが私たちの目標です。
この目標に向けて、私たちは次のような取り組みを進めていきます。

  • ATTEMPT01

    都市近郊にひろがる多様な森林が果たす役割を理解し、行動するひとづくり

  • ATTEMPT02

    埼玉の森林を活かし、守り、つなぐ、川上から川下までの連携の実現

  • ATTEMPT03

    子どもから大人まで、誰もが木や森に親しむことのできる仕組み、機会の創出

  • ATTEMPT04

    埼玉の木の特性を活かした木製品、家具、遊具などの企画、開発

2030年の埼玉木育ビジョン

VISION2030年の埼玉木育ビジョン

埼玉木育フォーラムでは、10年後の埼玉県内における木育のあるべき姿として、「2030年の埼玉木育ビジョン」について検討してきました。

このビジョンにおいて私たちが取り組みの柱として掲げたのは、「木や森と生きる市民づくり」「共生する文化・暮らしづくり」です。
そしてこの取り組みを進めることによって、「愛される埼玉の森林・自然環境」の実現を目指します。

このビジョンの実現に向けては、私たち埼玉木育フォーラムだけでなく、官公庁、学校、企業、市民団体などとの連携が不可欠であり、その協働の輪を大切にしながら、次世代に継承できる埼玉の木と森の文化創造に向けて、一つ一つ取り組みを進めていきます。

WHAT WE CAN DO私たちにできること

出前講座・各種研修会

出前講座・各種研修会

幼稚園、保育園、学校等における出前授業をはじめ、地域のお祭り、イベントなどへの出展など、さまざまなご要望にお応えします。
学習のねらいはもちろん、場所、時間、経費にあわせて丁寧に企画し、専門的な知識や資格を持った指導者を派遣します。
教員や企業の研修会などにも対応します。

玩具・遊具等、木製品の開発

玩具・遊具等、木製品の開発

埼玉の木材を使った玩具、遊具が欲しいという要望は、多くの幼稚園、保育園をはじめとして、多く寄せられています。
そうしたニーズを県内の作家、デザイナー、生産者とマッチングさせ、実現させます。

室内空間の木質化

室内空間の木質化

室内環境の木質化は、こどもたちの育ちや遊びに大きく貢献します。
優れた性質をもつ埼玉県産のスギ、ヒノキを使って、室内から木育をはじめてみませんか。
構想から設計、施行までお手伝いします。